ビーズ刺繍で「竹ビーズってどう使ったらいいですか?」
そんな質問を度々いただきます。サイズが大きい分、繊細なビーズ刺繍は苦手な竹ビーズですが、その長さを利用してシュッとスマートに見せたり、高さを出す表現が得意です。
今回は竹ビーズを横に使って立体的なお花の刺繍をご紹介します。
通常のビーズに比べ長さのあるビーズを「竹ビーズ」と言います。一部竹、二部竹、三部竹と数字が大きくなるほど長くなります。ビーズを連続で刺すラインと異なるので、使い方によってデザインのポイントにもよく使われますが、いざ使おうとなるとなかなか難しいのもわかります。
今回は誰でも簡単にできる竹ビーズを使った立体的なお花のビーズ刺繍をご紹介します。
材料
特小ビーズ(グレー)
二部竹ビーズ(ホワイト)
4mmスパンコール(シルバー)
3mmスパンコール(ピンク)
丸小ビーズ(ピンク)
銀モール
ステップ1:図案に沿ってビーズを刺繍します
特小ビーズを図案に沿って1~4粒程度をビーズ幅より少し短めの針幅でランニングステッチで刺繍します。こうすることで少しふっくらした仕上がりになります。
1の間から針を出し特小ビーズ、竹ビーズとひろい、竹ビーズの幅で針を落とします。竹ビーズが中心に向かって斜めになります。
2の間から針を出し、2同様に刺繍します。
これで花びら部分が完成です。詰め過ぎると中心が竹ビーズ通しが重なってしまうので注意しましょう。また、ビーズと竹ビーズの間にスパンコールを挟んでも素敵です。
ステップ2:花芯を刺繍します
銀モールを適当な長さにカットします。(見本は3~6mm程度)銀モールは自在に長さを調節できるので高さにグラデーションを付けたいときなどに重宝します。
1のモール、スパンコール、ビーズの順にひろい、スパンコール、モールの順に針を戻します。糸を引きすぎるとモールが縮んでしまうので力のかけ具合に注意しましょう。
花の中心部から外側に向かって少しずつ低くなるように刺していくと丸みを帯びて可愛いです。また生地に対して針を垂直に戻すと直立し、角度をつけると斜めになります。バランスを見ながらモールの長さや針の角度を調整しましょう。
刺繍が完成したら好きなアクセサリー等に仕立てましょう。ブローチはもちろん少し小さくリサイズしてイヤリングやピアスにしたり、ストラップにしたり、アイデア次第でいろいろアレンジ可能です。
最後に
一口に「ビーズ」と言っても様々な形・色・素材があります。そして時に素材との出会いは一期一会。いろいろな素材を試しながら、自分流の作品作りを楽しんでください。そして使い方に迷ったら相談にいらしてください。いつでもお待ちしております。
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