先日、ご縁をいただき映画「青いカフタンの仕立て屋」を一足早く鑑賞させていただきました。
【STORY】
父から受け継いだ仕立て屋で、極上のカフタンを制作する職人のハリム。昔ながらの手仕事にこだわる夫を支えるのは、接客担当の妻ミナだ。25年間連れ添った2人に子どもはいなかった。積み上がる注文をさばくために、2人はユーセフと名乗る若い男を助手に雇う。余命わずかなミナは、芸術家肌の夫を1人残すことが気がかりだったが、筋がよく、ハリムの美意識に共鳴するユーセフの登場に嫉妬心を抱いてしまう。湧き出る感情をなだめるように、ミナは夫に甘えるようになった。ミナ、ハリム、そしてユーセフ。3人の苦悩が語られるとき、真実の愛が芽生え、運命の糸で結ばれる。 ありのままの自分を許し、愛するストーリーの舞台となったのは、モロッコの首都ラバトと川1本隔てた古都、サレだ。コーランが響く旧市街には、新鮮なタンジェリンが並ぶ市場や大衆浴場(ハマム)、男たちがミントティーを楽しむカフェがあり、通路の上には大量の洗濯物がたなびくなど、素顔のモロッコがスケッチされる。また、愛する夫のためにミナが最後に作ったルフィサ(平たいパンの上に鶏肉と玉ねぎの煮込みを載せた特別なごちそう)や、食欲のないミナのためにユーセフが作った卵入りのタジン料理など、3人がほおばる愛情たっぷりの家庭料理も見逃せない。
2022年6月16日(金)より下記全国の劇場にて公開です
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