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執筆者の写真yoko minesima

ビーズ刺繍に枠は不要!?用途別刺繍枠の選び方

更新日:2023年10月10日


刺繍枠

「刺繍枠」と聞いて皆さんはどのような刺繍枠を思い浮かべるでしょうか?

一口に「刺繍枠」と言っても、写真のように丸く手に持つ刺繍枠、四角いタイプの刺繍枠、両手がフリーになるスタンド型の刺繍枠、網戸のように生地をゴムで固定する刺繍枠、生地を枠に縫い留める刺繍枠、etc・・・

形だけでなく、素材も木製やプラスチックなど様々で、「刺繍枠」と検索すると多様な刺繍枠が出てきて、困惑される方もいらっしゃるかもしれません。


そこで、今回は用途別にオススメの刺繍枠をまとめてみました。

少しでも皆さんの制作活動にご参考になれば幸いです。



① 小さなアクセサリーを作る場合

教室でもっとも多くのリクエストをいただくのが、ブローチやピアスなどの小さなアクセサリーです。小さなアクセサリーなどを作る場合は、8~10cmほどの手のひらサイズの刺繍枠がオススメです。


小さな枠は手が疲れにくく刺しやすいこと、余白が少ないほど生地も無駄になりません。




② 大きな作品を作る場合

タペストリーやバッグなど大きな作品を作る場合は、生地を縫い留めるタイプの刺繍枠がオススメです。縫い留める枠は、刺繍を施した生地もしっかり張ることができるので、様々なサイズに対応できます。但し、生地を綺麗に張るには多少コツが必要なのと、手間もかかるため小さな作品を作るのにはオススメしません。




③ バッグや洋服等、既製品に刺繍する場合

既製品に刺繍する場合、その形状や刺繍したい場所・図案によって異なりますが、刺繍枠を張ることが難しいこと多いですよね。そんな時はご自身の「利き手と反対の手」が刺繍枠代わりです!私の場合は右利きなので、左手が枠代わりということです。「え?」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、大真面目です(笑)

人差し指と中指、親指と薬指&小指で生地を挟み、刺繍面がピンと張るように持ちます。コレ、慣れるととっても優秀な刺繍枠になるので、ぜひ挑戦してみてください。


番外編 刺繍枠の素材について

素材は木製やプラスチックが一般的です。細かく言うと「木」の中にも種類があって、それぞれ特徴があると思いますが・・・大雑把な私としては正直その違いは、それほどわかりません。ここでは木製とプラスチックの違いについてお伝えしたいと思います。

一般的に木製は生地がすべりにくくしっかり止まり、プラスチック製は木製に比べ生地が滑りやすいですが、軽く手が疲れにくいようです。オーガンジーなど極薄の生地は、木製でもしっかり張れないことも多いので、その場合は滑り止めの布やリボンを巻き付けておくと滑りにくくなります。特に10cm以上の大きな刺繍枠は予め滑り止めを巻いておくと便利です。



最後に

ビーズやスパンコールで立体的な作品が仕上がるビーズ刺繍は、糸刺繍のように刺繍枠をずらしながら刺繍することはできません。でも、刺繍枠を使わずに刺繍することに慣れてしまうと、どんなものでも自由に刺繍することができるので、個人的には一番のオススメです。

また、アリワークやリュネビルは、必ず両手がフリーになるスタンドタイプの刺繍枠が必要です。この場合も、どんな作品を作りたいのかによってサイズなど、上記参考にしてください。



オンラインレッスンでも手の使い方などお伝えしています。お気軽にお問合せ下さい。


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